長電バスは運転士の不足により2024年1月21日からの日曜日に長野市内の13の路線を運休することを発表しました。
これにより、日曜日には合計182便が運行されなくなります。
数字で表すとすごく多く感じますね!
長電バス「日曜日運休」バス路線一覧はこちらから↓
https://www.nagadenbus.co.jp/news/92bfe4c421c29b391a52d66a4250d5c53fad5d66.pdf
ただし、土曜日や祝日は通常どおり運行される予定ですが、祝日が日曜日と重なる場合は運休になります。
この日曜日の運休は、長野市内の観光地へのアクセスに影響を及ぼす可能性がありますね。
運転士の状況が改善され次第、運行は再開される予定ですが、現在のところ具体的な再開の時期は目処が立っていません。
県外から車以外で来る方は交通アクセスが気になりますよね。
そこで生活や観光において不便になるところや代替手段を調べてみました。
【悲報】日曜日は善光寺にバスで行けない(長電バスに限る)
車を運転できない学生や免許返納したお年寄りなど、生活の足としてバスに頼っている長野市民に影響を及ぼしています。
県外の観光客も日曜日に路線バスを利用できないことから不便さを感じずにはいられません。
国宝や国の重要文化財に指定されている善光寺は、世界遺産登録に向けた活発な活動で、国内だけではなく海外からの観光客も多く来る長野県を代表するパワースポットです。
しかし、車を運転できない神社・仏閣推しやパワースポット巡り大好きな人には悲しいお知らせがあります。
日曜日は「善光寺下駅前」に停車するバスはありません。(長電バスに限る)
善光寺下駅前に停車するバスは、牟礼線、浅川西条線、東辰野病院線、三才線、マユミダ三才線の5路線なのですが、日曜日は運休です。
なぜそのような事態に陥ってしまったのか、そこには2024年問題に関係する深刻な事情があります。
深刻な運転士不足
「電車で三駅なんだから歩いていけるよね~」とでも言われているかのような錯覚がありますね。
そんな軽口で今回の運休が決まったわけではなく、路線バスを担当する運転士の人員不足で運行できないことによるものです。
低賃金、長時間労働による拘束、加えて乗客からのクレームなど、数十万円かけて大型二種を取得したのに待遇低すぎてやってられないといって辞職してしまう人が後を絶ちません。
「だったら、給料を上げればいいじゃないか!」という人いますよね。
運賃を2倍にすれば可能だと思いますが、利用者の多くから不満の声が続出して離職者がさらに増えると思います。
現在、長電バス利用で長野駅から善光寺下駅前までは230円かかりますが、2倍にして460円になったとしたら納得できるでしょうか?
約2kmの距離を徒歩で行くより早いし、タクシーで行くより安いので、2倍になったとしても観光客は納得できると思いますが、普段から生活の足として活用している長野市民にとっては痛手です。
他県から観光で来る人は他にバス会社はあるのか気になり、なんとか交通費を抑えたいところですよね。
アルピコ交通なら日曜日も運行
長野県には他にもバス会社があり、アルピコ交通株式会社があります。
善光寺へのバスアクセスには「善光寺線【びんずる号】」という路線があり、人員不足で日曜日運休が現在のところありません。
他にも「中心市街地循環バス ぐるりん号」があるので便利ですね。
長野駅から善光寺大門までの距離はバスで7分かかり、土日祝日の9時~16時の間は約10~30分ごとに運行しています。
善光寺線【びんずる号】の時刻表はこちらから↓
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/nagano/binzuru/
運賃もなぜか長電バスよりも安く、長野駅から善光寺大門だと190円で行けます。(2024年2月現在)
これなら善光寺やその周辺の日曜観光は問題なさそうですね。
まとめ
長電バスは運転士不足により、2024年1月21日から長野市内の13路線を日曜日に運休することが決まりました。
これにより日曜日に182便が運行されなくなり、市民生活への影響に懸念があります。
運転士の状況が改善されれば運行は再開されると思いますが、昨今の全国的なバス運転士人員不足を考慮すれば元通りは難しいでしょう。
今後も長野市民や観光客にとって不便が予想されるため、代替の交通手段が求められています。
現在、アルピコ交通の善光寺へのバスアクセスは日曜日も運行しており、善光寺や周辺の日曜観光には問題ないと思われます。